- 上司から嫌われたくない!
- 同僚から馬鹿にされたくない!
- みんなから良い人と思われたい!
- 笑われるようなことはしたくない!
自分の行動に対する上司や同僚からの評価が気になってしまう。
自分が何か発言すると、「何言ってんだコイツ…」と言わんばかりの冷たい視線をぶつけられるのではないかと、とにかくいらん心配をしてしまう。
認められたいという承認欲求があるため、「嫌われたくない!」「いい人と思われたい!」という思いを抱くのは当然のことです。
しかし、嫌われないようにしようと常に意識した生き方は、過度なストレスがかかってしまい、ビジネスの世界では生きていけません。
今回は、「上司や同僚からの批判に負けない、強いメンタルを持つ方法」をお伝えします。
「嫌われずにやり過ごす方法」から抜け出す
世の中、「嫌われずにやり過ごす方法」を求めてしまっている人が非常に多いです。
- 忙しそうにしている時にこんなことを相談してしまったら、きっと叱られるんじゃないだろうか
- 何度も分かるまで質問してしまったら、鬱陶しいと思われるかも…
- 意見を求められてしまった、どうしよう…
- 飲み会に誘われてしまった。本当は行きたくないのに、断ったら評価が下がりそう…
こういった不安が、多くの会社員の人が直そうにもなかなか直せないと悩んでいます。
そしてどうするのかと言うと、
相談をしないままにする、
きちんと理解していないのに理解した振りをする、
不必要な発言を避けようとして当たり障りのないことしか喋られなくなる、
頼まれたことを何でも引き受けてしまったりするようになってしまうのです。
Perry自身もまさにこのタイプで、人に嫌われないように常に気を遣い続けていました。
いつしか自分に自覚がないまま「嫌われずにやり過ごす」方法を探して、自己防衛をしていることに気が付かないようになってしまっているのです。
私の経験上、この「嫌われずにやり過ごす」ことって、めちゃくちゃ無駄な時間を過ごしている。
そんなことをしても、何のためにもなりません。
先程の例で言うと、あなたが上司に相談をしないままにしていたり、理解した振りをしていたら、
「なぜもっと早く相談しなかったんだ!」「理解していないのなら、なぜ質問しなかったんだ!」
上司からこのように叱られるかもしれません。
あなたが当たり障りのないことをしゃべったり、頼まれたことを何でも引き受けていたら、周りの人はあなたのことをこう思うでしょう。
「コイツとしゃべっても大して面白くないな」「面倒なことは、コイツに押し付けて自分は楽できるな」
これって、嫌われてはいないかもしれませんが、自分のことを甘く見られていたりなめられているのと同じですよね?
一度こう思われてしまったら、もうこの先あなたは完全に下に見られてしまいます。
結局、自分がどれだけ気を遣って行動したとしても、あなたの行動を評価するのは相手なのです。
「こうしたら嫌われないだろう」と思って行動したとしても、嫌われてしまうかもしれません。
自分の考えが、必ずしも正しいとは限らないということです。
それならば、嫌われずにやり過ごす方法なんて見つけないほうがいいのです。
「人は誰でも嫌われる」
人間関係において、「嫌われない人は存在しない」ということを知っておきましょう。
この法則を知っておけば、気持ちが軽くなると思います。
2:7:1の法則
人間関係の法則とも言われています。
どのような法則かというと、あなたの周りに10人いたとします。
2人は、あなたの考え方や行動に対して肯定的な人、好きな人
7人は、あなたに対して無関心な人。その時々の状況や気分で変化する。
1人は、あなたのすることは何をしても否定的な人
2割😍 | 好き、肯定的、気が合う人 |
7割😐 | どちらでもない、気分や状況で変わる人 |
1割😡 | 嫌い、否定的、気が合わない人 |
このように分けられるという法則です。
つまり、あなたの周りにいる1割の人は、あなたのことが嫌いということです。
よく、10人全員に好かれなきゃいけない!と思って何とか好きになってもらおうと努力する人がいます。
そのような人が、この1割の人から嫌われるような出来事があると、途端に凹んでしまうわけです。
嫌いな人がいて当たり前!
大切なのは、「誰でも自分のことを好意的に思っているわけではない」ということです。
他人に対して攻撃的な態度をとっていなくても、自分のことを良く思っていない人はいるのです。
何も迷惑をかけるようなことをしていないのに、なぜか鼻につく…
そんな理不尽でどうしようもできないぐらいに自分のことを嫌っている人だって存在します。
当然です。人間には「相性」があって、それぞれ好みも異なります。
全員が自分と同じような感情を抱くわけではありません。
自分には「好き」というものでも、人によっては「そうでもない」と感じるのです。
まさに、こういう感じです(笑)
仕事においても同じです。
自分は仕事をするスピードが遅いという人でも、そういうところが好き!と思う人は周りにたくさんいるのですよ。
例えば、
「そのゆったりさ、マイペースな感じがいい」
「せかせかしていなくて、一緒に働きやすい」
と感じる人だっているのです。
反対に、説明がうまくて自信があるという人は、
「話し合いになったら論破されそうで怖い」
「自信たっぷりなところが、なんだか話しかけづらい」
そう感じる人だっています。
どんな人でも気が合わない人は存在します。誰からも好かれていそうな人気者だったとしても、1割はその人に対して否定的な人間がいます。
あの人のことを嫌う人がいるなんて、とてもそんな様には思えない…と思うかもしれませんが、それはあなたが知らないだけかもしれません。
あなたのいないところでは、人が変わったかのように豹変してるかもしれません(笑)
もし、「自分だけがなぜか嫌われている…」と不安に思ったのであれば、安心してくださいね(*^-^*)
相性が悪かったり、あなたのことが嫌いだと思う人がいたとしても、それが普通です。
まずは、自分を嫌う存在が『1割』いるということを認めましょう!
- Perryのちょこっと体験談
- 職場の上司のAさんと、同僚のBさんのことが苦手で、人間関係に悩んでいました。
Aさんの特徴は、
- コロコロと意見が変わる
- よく人の悪口を言う
- 他人のせいにする
- 怒りっぽくて、よく感情的になる
Bさんの特徴は、
- ちょっとしたミスを必要以上に責め立ててくる
- 他人の失敗にすぐに飛びつく
- 説教が長い
- 自分よりも立場が下の人には不満を好き放題言って、そのくせ立場が上の人には言おうとしない
この2人が近くにいることで、常に2人の反応を気にするようになってしまいました。
「ミスをしたら、いつか自分のせいにでもされるのではないだろうか」
「監視されているみたいで居心地が悪い」
まさに身動きがとれないような状態です。
その人のことが気になって、伸び伸びと行動することができない。
ビクビクして怯える毎日…。
しかし、いくら考えたところで状況は変わるわけではありませんでした。心の闇が深くなっていくだけです。
意識すればするだけ悩みも大きくなり、そして貴重な時間を失っていく…。
何よりも、他の同僚から距離を置かれているということに気が付きました。
負のオーラを纏っている、生気を感じられない、鬱っぽい…
周囲の人はそう感じたのか、話しかけられる回数は減っていきました。
『1割』以外の人が、どんどん自分から離れていってしまったのです。
その1割の人を味方にすることで、今後あなたの人生に大きなメリットがあるのなら話は別ですが、
その相手が自分の人生に必要な人なのかどうか、よく考えてみてください。
繰り返しになりますが、まずは『理由もなく他人を嫌っている人がこの世には存在する』と、割り切ること!
そのことを理解できるようになれば、「いちいち気にしててもしょうがない」と大らかな心を手にすることができますよ。
仕事で分からないことに直面したとき、皆さんはどうしますか?すぐに誰かに相談しに行きますか?それとも自分で調べて自力で解決しようとしますか? 見栄を張らず素直に誰かに聞きに行くことができる人もいれば、なかなか[…]
「これだけは誰よりもできる!」と思える特技をもつ
嫌われることを恐れていない人は、
「あの人に嫌われたとしても、私にはコレがある!だから別に嫌われても構わない!」
というように、自分の強みや得意分野を持ち合わせている場合が多いです。
誰よりも暗算が早かったり、誰よりも機械に詳しかったり、誰よりもパソコンのタイピングが早かったり…
仕事に役立つ能力を何か一つでも持ってるだけで、大きな自信になります。
得意なことは仕事に直結したことでなくても構いません。むしろプライベートで得意分野を作っていた方が大きな支えになったりします。
- 誰よりも歌がうまい
- 誰よりもオシャレに気を使っている
- 誰よりも絵が上手
- 誰よりも本を読むスピードが速い
- 誰よりもオリジナルの料理レシピをたくさん持っている
- 誰よりも朝ドラのことに詳しい
- 誰よりもこの地域の美味しいランチが食べられるお店を知っている
- 誰よりも財テクの知識がある
など学生時代から続けてきたことや、普段の生活の中で得た知識・特技を持っているだけで心の拠り所になったりすることがあります。
「趣味を持った方が、人生が充実する」とよく言われますが、まさにその通りです。
人には言えないような趣味や特技を持っていてもいいと思います。
自分の武器となる特技は、誰かに自慢するためにあるのではありませんから。
辛いことや気が進まないことがあっても、その「誰よりも得意なこと」があるだけで困難を乗り越えられる力に変わります。
何かを極めることは、ポジティブな面を一つ作り上げたということ。
それが自信をつけることにもなるんですよね。
「この人に嫌われたとしても、この人よりもできることがある!」と考えられるようになると思います。
同僚や上司を驚かせるような腕前が何かきっとあるはずです。
こういった「人に負けない」と思える何かを積極的に作ることはすごく大事で、「この会社の中で一番優れている」という自覚が、自信や安心感へと直結していくのだと思います。
他人の評価にも負けない、自分の信念を見つける
趣味や特技だけでなく、信念を持つということも、他人の批判に負けないメンタルを持つためには大切です。
好きな言葉や座右の銘を用意して、何か一つでも自分の生活に取り入れてみましょう。
「これが自分の生き方なんだ!」と胸を張って誰かに言えるぐらいの信念が芽生えれば、他人から嫌われるなんてほんの些細なことのように感じるはずです。
- Perryの小話~偉大な人物から学んだ信念~
- Perryの人生に、とても大きな影響を与えた人物がいます。
元メジャーリーガーのイチロー選手。
もはや日本人で知らない人はいないぐらいの偉大な人物です。
イチロー個人は、連続200本安打を達成したりシーズン最多安打という大活躍を見せていますが、一方でチームの成績はぱっとせず低迷していました。
イチローだけチームに優遇されて、イチローはただ200本安打を達成することに精を出す。
チームメイトの中には、そんな彼のことをひどく嫌っている人は何人もいました。
アンバランスなチームの中、地元メディアからも「イチローは自分の記録だけしか追い求めていない自分勝手な男」だと思われてしまいました。
野球の名門校へ進学するときも、「こんな細い体でできるはずがない」と先生からの批判もあったそうです。
イチローは昔を振り返り、インタビューでこう答えています。
僕は子供の頃から人に笑われてきたことを常に達成してきているという自負はあるので、例えば小学生の頃に毎日野球を練習して、近所の人から『あいつプロ野球選手にでもなるのか…。』っていつも笑われてた。
だけど、悔しい思いもしましたけど、でもプロ野球選手になった。
何年かやって、日本で首位打者も獲って、アメリカに行く時も『首位打者になってみたい』。 そんな時も笑われた。
でも、それも2回達成したりとか、常に人に笑われてきた悔しい歴史が僕の中にはあるので、これからもそれをクリアしていきたいという思いはもちろんあります。
自分のブレない軸を持ち、ただひたすらに自分のやるべきことをする。なりふり構わないで、自分の生きたい道を進む。
こうやって自分の生き方をしっかりと持つことで、強い自分も手にできるということを彼自身は心得ていました。
世間や同僚からの批判に屈することなく、自分のプレーに徹することができるイチローの集中力は本当に尊敬できますね。
人にどう思われようが、自分が決めた道を突き進む。
人の目が気になることでも、思い切ってやってみる。
周りのことが気にならなくなるような「自分らしい生き方」を表現していくことは非常に大切です。
自分に合った生き方をこれから見つけていくという人は、まずは一日に自分が行っていることを思い出してみましょう。
- 毎日自分で頑張ったことを振り返る
- 一日一回は他人の良いところをみつけて褒めてみる
- 休憩時間は周りをシャットダウン。自分の世界に入り込む
こういう小さなことからヒントを得て、自分の信念を確立させていきましょう。
「会社で個人の目標を立てるように言われたが、どんな目標を立てればいいのだろうか」「目標を立てたほうがいいのは何となくわかるが、めんどくさいからやらない」 そして数日が経ち、「あのときもっと真剣にやっておけば[…]
どうも、Perryです。【聞き上手】な人と聞いて、どんな人を想像しますか?自分の話を聴いてくれる、受け入れてくれる、肯定してくれる、理解してくれる・・・など、安心感を感じさせるような人が浮かんできます。聞き上手だね~[…]
まとめ
今回お伝えしたことのまとめです。
【上司や同僚からの批判に負けない、強いメンタルを持つ方法】
- 嫌われずにやり過ごすことは、無駄な時間だと理解しよう!
- 「人は誰にでも嫌われる。理由もなく嫌っている人は1割は存在する」という事実を素直に受け入れる!
- 人に負けないものを身につけて、自信に変える!
- 自分の信念・生き方を見つけて、強い自分を手にする!