こんにちは、Perryです。
私の職場では「自分のルールを人に押し付ける人」、「部下に責任を押し付ける上司」、「他人の失敗を喜んでいる同僚」などいろんな人が働いています。
もちろん彼らは、Perryの「嫌いな人・苦手な人」です!!!
プライベートにこんな人がいたら関わらずにいればそれで解決ですが、仕事となるとそうもいきません…。絶対に避けることのできない関係にあるのです。
あなたの職場にも苦手な人の一人や二人はいるのではないでしょうか。
そしてその苦手な人がいると毎日仕事に行くのがとても辛いですね…。
職場に苦手な人がいても平気でいられる!
相手のことなんかいちいち気にすることなく仕事に集中できる!
そんなたくましいメンタルを持つことができたら人間関係に悩むこともなくなりますよね。
ということで今回は、職場に苦手な人がいても、気にせずに仕事ができるようになるマインドについてです。
話す回数を多くするのも効果的!
苦手な人を避けたくなるという人間の心理とは真逆の行動です。

はい、とても辛い行動だと思います(^^;)
ですが、ちゃんと根拠のある方法です。
苦手意識を持つ理由
自分がなぜ苦手になるのかということを突き詰めていくと、
その原因の一つに『相手のことをよく知らないから苦手』という要素があります。
言い方を変えると、「相手の嫌なところしか知らない」のです。
すると、「嫌な印象」➡「近づきたくない、関わらないようにしよう」という思考になります。
だからその相手のことを苦手に思ってしまうのです。
子どもの食べず嫌いになるという思考パターンと似ていますね。
一度抱いてしまった印象が、あなたの心を覆い尽くすように支配してしまっているのです。
(それ以外の苦手意識を作ってしまう原因について、下記の記事も参考にしてください)
どこにでも嫌いな人や苦手な人というのは存在すると思います。そもそも「苦手」という感情はどうして起こるのでしょうか。苦手な人や嫌いな人がこの世にいなければ、私たちは安泰に暮らせて幸せなはず。しかし、自分もその人と同じこ[…]
じゃあどうすればいいのか。「良い面を知っていく」のです。
心理学に、【ザイアンスの法則(単純接触効果)】と呼ばれるものがあります。
接触回数が増えると、その相手やものに親近感を覚えるというものです。
ザイアンスの法則(単純接触効果)
普段からしかめっ面だったり、口数が少なくてなんだか怖いな…と思わせるような人はあなたの周りにいませんか?
でも、そういう人が笑顔を見せたり冗談を言ったり、普段のイメージとは違う一面を見たら、それまで抱いていた「怖い」という印象は和らいだ、という経験をされた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

- 人は、知らない人には攻撃的な態度をとる
- 接触する回数が多いほど、好意を感じるようになる
- 人は何度も会って相手の人間的な側面を知ることにより、その相手に親しみを持つようになる
という心理を表したものです。
営業のシーンで効果が発揮される心理です。
例えば訪問販売の場合、突然営業マンに訪問されたお客さんは、最初は警戒心むき出しの状態です。初回の訪問では、話を聞いてもらうことすら難しいでしょう。
何回か訪問をして、世間話や自分の身の上話を重ねていくうちに、お客さんの警戒心は徐々に薄れていきます。話に共感できるところを発見したり、営業マンの人柄を知ることで好感を覚えたのです。
そしてさらに訪問を繰り返し、お客さんのハートをつかんだところで商品の販売へと繋げていく、という具合です。
これをうまく利用し、苦手な相手とたくさん話すことで、「自分自身の苦手意識をコントロールする」という方法です。
自己開示をしていくと、相手も心を開いていく
営業の現場に限らず、ザイアンスの法則の力を普段の仕事の会話でも利用してみましょう。
苦手な人と話すなんてハードルが高いことを行うのはなかなか勇気のいることですが、社会人である以上、関わらないわけにはいかないのも事実です。
自分から話しかけるネタが見つからないかもしれませんが、
「この書類のこういうところで悩んでいる」、「何かアドバイスを頂けると嬉しいです」
最初はこういったような業務上の会話でいいと思います。これも立派な自己開示です。
相談を受けた方は、たいていの人なら自分のことを信用してくれている、頼りにされていると感じてくれます。気分が良くなり、そのうち自分の失敗談や武勇伝をペラペラとしゃべりだします。

もちろん相手も人間なので、ときには相手が言い間違えをしたり、ミスをすることもあるでしょう。

何度も会っているうちに、秘密を知る機会も多くなります。実は昔は何度も上司に怒られていたんだよ~なんていう意外性を発見できたり。
しかしこれは、あなたが何回もその人と会って話さなければ到底知りえなかった一面なのかもしれません。接触を重ねれば、確実に相手は心を開き始めます。
共通点を知れば、苦手意識もなくなる
相手が完璧じゃないところやだらしない一面、そういった人間性を知ることが、安心材料になります。
自分と同じ一面を持っていると感じることで、自然と苦手意識もなくなっていきます。
例えば、「価値観」。
- 何事もじっくり考えてから行動するタイプだ
- 人の心を読むのが得意だ
- 友人と遊ぶよりも自宅で一人まったりするのが好きだ
- どこへ行くにも車を使う
- 見た目、デザインにこだわる方だ
- 自分の話をするよりも人の話を聞いていることの方が多い
- 宇宙を題材にした映画が好き
- うっかり発言が多い
- 些細なことでもとにかく褒められると喜ぶ
などなど挙げたらキリがありませんが、
「あ、それわかる~!」「自分もそれ好きだ!」「この人とは気が合いそうだ」と感じた経験、皆さんもありますよね?
会話の中にたくさんのヒントが隠れています。
相手が苦手な人だとどうしても距離を置こうとする気持ちが勝ってしまうので、意識的に見つけようとしなければ共通点はなかなか見つからないでしょう。
自分の中で、相手の認めたくない部分だけが見えてしまい、他に持っている要素が見えなくなってしまうからです。
どんな人でも必ず共通点はあります。
もちろん嫌な人や苦手な人でも。
「あんなやつと同じところなんかねーよ!」って思いたくもなりますが、全く共通点がない人なんていません。
価値観でも考え方でも、得意なことや苦手なこと、何でもいいと思います。
少しでも多くの共通点が分かるようになれば、お互いに心を許すような関係にまで発展するかもしれません。

相手の人間性を認めてあげる
「認める」というよりも、もはや「諦め」に近いですね。
結局は「こういう人なんだな」と諦めること。どうすることもできない、どうしようもない人なんだと割り切ることです。
この際、雲の上から見るような、
「この人は他人からこんなに心配されて、嫌がられて、本当に哀れな人」と思って付き合っていくことです。
嫌いな相手を変えることは残念ながらもうできません。
相手を変えることができないのなら、自分がその相手との付き合い方を変えていくしかないです。
例えば、
「機嫌が悪いときは何を言っても聞く耳を持たない。相談事があるときは時間を置いてから相談した方がいい」
というように、攻略法をあらかじめ用意しておけばいちいち気にすることも無く、スルーするスキルも身につきます。
- Perryのちょこっと体験談
- 私の席のすぐ近くに、よく愚痴や悪口を言う同僚がいます。
周りに人がいようがお構いなしに他人の悪口を言いたい放題。
でも私はその人の話を真剣には聞いていません。
相槌を打ったり作り笑いをして話を合わせる程度で、相手の考えには賛同しません。
だって、同じ考えを持つ仲間だなんて思われたくないし!!
適当に空返事を交えたりするときもたまにあります(笑)
そしてすぐに話を切り替えたり席を立ったりして流れをリセット。それで相手の機嫌を悪くしたりはしていません。
Perry
まーたいつもの始まったよ。無視しとこ。私は、この人が「人の粗探しばかりして誰かに言いふらすことが好き」という人間性を認めて(諦めて)います。
そのおかげで、愚痴や悪口にいちいち反応しなくなりました。
スルー能力が身につくと、「こんな人間にはなりたくないな~」なんて客観視できるぐらいの余裕もできます。
人間関係を上手に作る人はみんな、相手の人間性を認めて(諦めて)います。
そうすることで、その人と関わるときに少しでもイライラを抑えられるということを知っています。
変えようと思っても変わらないし、そんなことにエネルギーを費やすだけ時間の無駄!!
結局は、心を広く持つしかないんだなぁと。

その人の全部を認めてあげる必要はありません。一部でいいのです。
一部でいいので、その人の人間性を認める努力をしてみてください。
職場に苦手な人がいても大丈夫!楽しく仕事ができるようになるマインドの身に付け方#コミュニケーション #仕事 #人間関係 #コミュ障 #苦手な人 #嫌いな人 #悩みhttps://t.co/xuDiaSDSGD
— Perry (@Perry19871124) March 21, 2020
まとめ
今回お伝えしたことのおさらいです。
- ザイアンスの法則(単純接触効果)を利用して、苦手な人物と話す回数を多くし、苦手意識をなくす。
- 相手の人間性を認めて(諦めて)、広い心を持つ。
以上が、苦手な人がいても気にせずに仕事ができるようになるマインドです。
苦手な人物の人格を変化させることはできないので、自分の行動を変化させていくしか道はありません。
しかし苦手意識を克服すること自体なかなか簡単にできることではないので、この記事を見たら「明日から苦手な人を意識せずに仕事ができる」というわけでもありません。
根気よく行動を続けていれば、「苦手な人」という認識もなくなっていくと思います。
そして最後に、
自分が他人のことを苦手に思うように、もしかしたら自分にも、他人からは認めたくないような要素があるかもしれない。
そのことが分かるようになると、相手の不完全な部分も受け入れられ、寛容に生きられるようになるでしょう。
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