- ギターを始めて1~2年目の方
- 何から練習しようか迷っている(分からない)方
- B’zの曲を弾いて、自信をつけたいと思っている方
- フルでは弾くことができないけど、一部だけでもいいから弾けるようになりたいという方
- テクニックが上達しそうな練習曲を探している方
ギター歴17年のPerryです!
B’zの松本孝弘さんのギターテクニックに憧れてギターを始めた方も多いのではないでしょうか。
僕もその一人で、松本さんには多大な影響を受けました。
しかし、ギターを始めたばかりの頃は、B’zを完コピするなんてほぼ不可能です!(笑)
松本さんはそんな優しくはありません…。
そんな難易度の高いB’zでも、なかにはギター初心者でも比較的簡単に演奏できる曲がいくつかあります。
今回は、ギターを始めて「1~2年目の方」を対象に、おすすめのB’zの曲を紹介していきたいと思います。
※筆者が個人的に思う分類ですので、人によっては、この曲は「初期じゃなくて中期だ!」と思う方もいらっしゃるかもしれませんがご了承ください。
この記事を読んでわかること
- 年代順(初期、中期、現代まで)に、B’zのおすすめ練習曲を紹介します。
- 練習するときのワンポイントアドバイスもお教えします!
初期(1988年~1994年頃)のおすすめ練習曲
B’zの初期~中期の特徴は、「とにかく速弾きが多い!!(笑)」
これでもかというぐらいブイブイぶちかましてくれてます。(それがB’zのかっこいいところでもあります)
当然のことながら初心者向けではないので、ソロ、コード進行など総合的に判断したものを選ばせていただきました。
①ALONE
全般的に難易度が低いとされる曲です。
B’zのバラード曲は意外と難しい曲が並んでいますが、バラードの中でも比較的簡単で、いい練習になると思います。
筆者も最初の練習曲にALONEを選択。ギターを手にしてから1ヶ月ぐらいでこの曲を練習しました。ギターソロ以外であれば、1ヶ月もあればTAB譜を見ることなく弾くことができるようになると思います。
筆者の場合、早くサビを弾きたいと思ってしまい、Bメロをおろそかにしてしまいました(笑)
ブリッジミュートはミュートしすぎてもいけません。
「ズッズッジャー」が綺麗に鳴ることを意識しながら練習しましょう。
②EASY COME,EASY GO!
やはりイントロのメロディーが印象的ですね。
口ずさめるフレーズなので、ギターを弾いてみてうまく弾けたかどうかの判断がしやすいです。
ミドルテンポの落ち着いた曲調なので、慌てずに弾くことができると思います。
チョーキングが多めのギターソロで、2音チョーキングも登場します。すこし苦戦するかもしれませんが、チョーキングのいい練習になります。
でました「ライトハンド奏法」!!
ソロにワンポイント付け加えられ、これができると「おっ!」と思わせることができると思いますよ!
プリングするときに余計な弦をはじいてしまわないように意識しましょう。
中期(1995年~2003年頃)のおすすめ練習曲
①Juice
ほぼパワーコードで弾くことができる初心者向けの曲です。
イントロのリフさえ覚えてしまえば、それだけで8割は弾けちゃいます。
グリッサンド(指板をスライドさせてブォーーンってするやるやつ)がかっこよくて、よくこの曲で練習していました。
ギターソロはこの段階ではまだ難しいと思いますので割愛します。
この曲はテンポが速いなかで、コードチェンジも素早く行わなければならない曲です。
次のコードを弾くときに押さえている指を早く離しすぎてしまい、音が途切れてしまいがちです。
音を伸ばすイメージで、プツッと音が切れてしまわないようにしましょう。
②ミエナイチカラ~INVISIBLE ONE~
出だしのイントロのソロだけ目をつぶってください!(笑)
イントロの6連譜のソロを抜かせば、それ以外は初心者の方でも十分に演奏できます。
筆者も昔、曲を流した瞬間に「あ、これ無理なやつだわ…」と思いましたが、聴き進めていくと思ったよりも難しいことはやっていないと感じて、すぐに完コピすることができました。(イントロ以外)
ピッキングハーモニクスの練習にも使っていた曲です。
ブリッジミュートのかけ具合に気を付けましょう!
ミュートしすぎてしまうと、音が広がらなくなってしまいます。
音が途切れず、濁りすぎない丁度良い場所を見つけてみましょう。
併せて、リズムも走ってしまわないよう注意しましょう。メトロノームを使えばさらに効率よく練習することができます。
③Real Thing Shakes
こちらもJuice同様にイントロのリフさえ覚えてしまえば、曲の8割は演奏できます。
ギターソロは速弾きが多いため初心者向けではありませんが、「B’zの松本さんがよく弾くギターソロ」フレーズが盛り込まれています。
TAB譜をゆっくりなぞって弾くだけでも、松本さんのギターソロの片鱗を見ることができると思います。
バッキングのストロークを意識してやってみましょう。
ついついダウン、ダウンでバッキングをしてしまいますが、正しくは、『ダウン、アップ』です。
アップで弾くことで、1弦・2弦の音を強く響かせるイメージで弾くようにしましょう。
ダウン、ダウンでも構いませんが、「音に敏感になる」ということも大切です。
あわせて、コードチェンジ前に右手でミュートを忘れないように!
後期(2004年~現在まで)のおすすめ練習曲
後期になると、初期・中期に比べてテクニカルな奏法は落ち着いてきます。
速弾きが全体的に少なくなったのかな?
ギター初心者が弾きやすい曲が多くなってきたという印象があります。
①愛のバクダン
B’zの曲の中では最も初心者向けな曲だと思います。多くの方が初心者向けの曲だと推奨している曲です。
一曲通してもそこまで難易度は高くはありません。
小難しいテクニックが入っていないので、シンプルなロックをとりあえず弾きたいという方にはおすすめです。
随所にブラッシング(左手で弦をミュートしてストロークする技法)が見られる曲です。
ミュートが甘いと音が鳴ってしまったり、ミュートする場所が悪ければハーモニクスが鳴ってしまいますので注意しましょう。
②BANZAI
こちらも愛のバクダン同様、一曲通して難易度はそこまで高いものではありません。
B’zの曲をフルで弾き切りたい!という方は、まずは「BANZAI」と「愛のバクダン」を完コピできるようになることを目標にしてみてください。
イントロの終わりの部分は、右手でブリッジミュートしながら演奏します。
テンポよく、歯切れのよい音が出ているか、1音1音細かくチェックしながら弾くように意識してください。
そして、必ずすべて「ダウンピッキング」で弾きましょう。
③OCEAN
ギターソロはほど良い難易度。初心者の方でも十分弾き切ることができます。
ちなみに筆者は、ギターソロを練習しがてら、この曲をリズムを維持する練習曲にしていました。
スローテンポの曲になればなるほど、リズムがずれやすくなります。
ギターを始めたばかりの頃はリズムが走りやすくなってしまいますので気を付けてください。
ギターソロの前半と後半で、ギターの音色が変わっていることに気づきましたか?(この動画にはギターソロシーンがありませぬ…)
簡単なことのように思えますが、最初はなかなか思うようにいきません。
セレクターの場所まで手を持っていき、切り替えた直後には次の音を出す準備に入らなければいけませんし、なかなか忙しいのです。
何回もカチャカチャ切り替えて、スムーズにできるようになるまで練習してみましょう!
筆者イチオシの練習曲はこれ!
ギターソロのフレーズが単純に好みという理由もあるのですが、ロックによくあるオーソドックスなフレーズを弾いているんです。
ペンタトニックスケールと呼ばれる音階で構成されているのですが、特にロックアーティストがこのペンタトニックスケールでギターソロを弾いているのをたくさん耳にします。
(スケールなどの音楽理論については、また別でアップするかもしれません)
ギターを始めたばかりの方にはなんのこっちゃよく分からないと思いますが、まだ知らなくてもいいです。
でも、ロックが好きな方は、この曲のギターソロを手癖にしちゃうくらいのつもりで弾いてみるのもアリですよ!
とにかく今は難しいことは置いておいて、楽しむことが大切です。
人によっては、「今の実力よりも少しハードルが高めの曲を選ぶ」という方もいますし、「簡単に弾ける曲を弾いて自信をつける」という方もいます。
楽しさの基準は人それぞれですが、モチベーションが下がらない練習の方法を探すようにしてください。
イントロだけ弾けたら満足!次の曲のこのフレーズだけ練習したい!というのもアリだと思います。(筆者はこのパターンでした)
とにかく、たくさんの曲を弾いてみることですね!!
頑張ってください♪
ギター歴17年のPerryです。高校1年生の時にギターを手にして、B'zのスコアを広げて、ギリギリchopを弾こうとして5分で挫折……懐かしい思い出です(笑) さて、難しい難しい…と巷で言われている[…]