コーヒーを飲みすぎるとどうなる!?

コーヒーを飲みすぎるとどうなる!?

コーヒーを飲めばシャキッとするし、リラックス効果もあるため、ブレイクタイムとしての定番であるコーヒーですが、コーヒーの健康問題を考えるにあたってどうしても浮上するのが「カフェインの摂取」です。

一息つきたいがためについついコーヒーを多く飲んでしまいがちですが、飲みすぎるとどんな健康被害のリスクがあるのでしょうか。

 

コーヒーは危険と隣り合わせ!?

コーヒーは健康に良い飲み物として広く知れ渡っています。

休憩時にコーヒーを飲み一息入れたり、気合を入れるためにコーヒーを飲んで心身を覚醒させたりと、コーヒーはすっかり私たちの生活の一部になっています。

しかし、コーヒーを飲みすぎてしまうと逆に健康には良くないことが起こってしまうのです。飲みすぎによって起こりうる症状をご紹介していきます。

コーヒー好きの人も要注意です。

 

胃が荒れる

コーヒーを摂取しすぎると、胃酸分泌を促進するクロロゲン酸の働きによって必要以上に胃酸が分泌されてしまい、胃の粘膜を刺激します。結果的に胃が荒れてしまい、吐き気や胃痛を起こしたり、胃潰瘍を招いてしまいます。

胃が荒れるのを防ぐ対策として、次のポイントに気を付けましょう。

  • 空腹時にコーヒーを飲まない
  • ミルクを混ぜて飲む

また、砂糖を入れ過ぎると腸内環境が悪化してしまい逆効果となりますので、砂糖は極力控えるようにしましょう。

 

めまい、頭痛、貧血

クロロゲン酸による血糖値を下げる作用によって、低血糖の症状であるめまいや頭痛引き起こすこともあります。

また、ミネラル(鉄分、亜鉛、カルシウムなど)の吸収を阻害する働きもあります。必要なミネラルが吸収されにくくなってしまい、貧血を起こすこともあるようです。

 

骨粗しょう症

骨粗しょう症とは、骨がスカスカになって弱くなってしまい、骨折しやすくなってしまっている状態のことを言います。加齢や生活習慣などが原因で起こってしまいますが、コーヒーの飲みすぎでも骨粗しょう症のリスクは高まります。

カフェインには利尿作用があります。体内のカルシウムも利尿作用によって排出されてしまい、骨粗しょう症が起きてしまいます。骨への影響を最小限に抑えるためにも、飲みすぎは控えたほうがよさそうです。

 

睡眠の質が低下する

カフェインの摂りすぎは睡眠に悪影響を及ぼします。

皆さんご存じのように、カフェインには覚醒作用があります。活動的な働きをする交感神経を刺激し、脳を興奮状態にさせます。交感神経と副交感神経が周期的にバランスよく切り替わるので、私たちは健康を維持していますが、カフェインを摂取しすぎるとリラックスするときの神経である『副交感神経』よりも優位に立ってしまい、眠れなくなってしまうのです。

慢性的に眠れなくなる不眠症を引き起こしてしまう可能性もあるので、要注意です。

 

冷え性、肌荒れ・ニキビ体質になりやすい

コーヒーは体を冷やすものとされています。その原因は、「カフェイン」が関係しています。

適量のカフェインは血行を促進させる働きがありますが、カフェインを摂取しすぎると自律神経のバランスが崩れて血行を悪くしてしまうのです。その結果、基礎代謝が低下して体温が下がり、冷え性を招きます。

さらに代謝が低下することにより、肌荒れやニキビができやすい体質にもなってしまいます。

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何杯からが摂りすぎなの?

コーヒーを飲みすぎると健康にさまざまな影響を及ぼすので注意しなければなりません。しかし、コーヒーは体に良い一面もたくさんあります。

コーヒーの恩恵を受けつつ、かつ健康に悪影響を受けないラインは何杯までなのでしょうか。

 

個人差はありますが、健康な成人は『カフェインの摂取量が1日400mgまで』が安全だとされています。

コーヒーのカフェインの量は、100mlあたり約60mg含まれているのが一般的です。

カフェイン摂取量400mgとは、コーヒーカップだとだいたい3~4杯です。

別記事にてご紹介してますので、ご覧ください。

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自分がどれぐらいコーヒーを飲んでいるのか、一度数えてみてください。それが習慣化していると、健康に影響が及んでしまうかもしれません。

急性カフェイン中毒になってしまい死亡した事例もあります。飲みすぎにはくれぐれもご注意ください。

摂取量を守って、コーヒーを楽しんでください。

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