誹謗中傷

【SNSの誹謗中傷】なぜ誹謗中傷の書き込みをしてしまうのか?

TwitterやインスタグラムなどのSNS上に書き込まれる誹謗中傷が後を絶ちません。

 

先日お亡くなりになられたテラスハウスに出演していた木村花さんや、元KARAのク・ハラさんもSNS誹謗中傷に悩んで命を絶ってしまわれました。

そしてつい最近、俳優の三浦春馬さんもお亡くなりになりました。

誹謗中傷への問題意識が高まり、たくさんの著名人がSNSでの誹謗中傷を書き込む人に対して呼びかけが行われています。

特定の個人に対する集中攻撃をなくすために、自分の命を守るために、色々な人が危機感を募らせています。

しかし、その呼びかけも虚しく、一向に無くなる気配がありません。

 

立て続けに起こるSNS上での誹謗中傷はなぜ無くならないのでしょうか。何とかして無くしていくことはできないのでしょうか。

それについて思うことがあったので、書き連ねていこうと思います。

(あくまで個人的な見解です。)

誹謗中傷

 

【SNSでの誹謗中傷】なぜ誹謗中傷の書き込みをしてしまうのか?

「平気で他人を傷つけるような発言をする人とはどんな心理なのか?」

その理由を考えた時、きっと精神が異常なのか、相手が傷ついているということに快感を得るとてつもなく悪趣味なやつだと思っていました。

ですが、最近では2種類の人間がいるのではないかと考えるようにもなりました。

 

①「自分の発言で、他人の心が動くことに快感を得ている」者たち

一つ目が、「自分の発言で、他人の心が動くことに快感を得ている」者たちです。

 

その相手が有名人ともなると、その快感も大きくなってしまうのではないかと思います。

そうやって自分の存在を誇示している。

 

YouTubeやニコニコ動画でよくみられる、動画をクリックした人を騙してその反応を楽しむという、いわゆる「釣り動画」「フェイク動画」と呼ばれるものもその心理が反映されたものだと思います。

相手は誰だっていい。人の心が揺れ動けばそれでいい。それが楽しい。承認欲求を満たせる。

そして癖になってしまう。

 

こうやって快感を得てしまった者たちの「楽しみ」のために、多くの人々が餌食にされてしまうのではないか。

 

②「自分の意見が正しい」と思う者たち

もしくは、「自分の意見が正しい」と思っている者です。

「おまえの考え方は間違っている、だから俺が(私が)正しい考え方を教えてやる、俺が(私が)正義なのだ。」

こんな一方的な正義感を押し付けているのではないかと。

 

 

いずれにしても、誹謗中傷して日頃の鬱憤を晴らしたくなるほど、欲求不満な人がたくさんいるということです。

そして、自分が誹謗中傷している加害者になっているとは思ってもいません。

こうやってどんどんと、自分が誰かを傷つけているということに気が付けない無自覚な人間を生み出してしまっているのが現実なのかなと思っています。

 

誹謗中傷は無くならないのか?

こうなると、もはや呼びかけなんかで誹謗中傷が止まるわけがない。

人が亡くなっても止まらないぐらいです。ここまでくると罰則を厳格化して取り締まらないと、欲求なんてものは抑えられない。

 

政府も誹謗中傷の被害に遭われた方の相談窓口を設立をするなど対策をとってはいるが、誹謗中傷コメントが出てからの行動では遅い。

「被害者」が出てしまってからでは遅いのです。

本人にコメントが届く前にSNS運営側がチェックするとか、本人に行き届く前に何かしらの対策があればいいのですが。

 

しかし、そうなると表現の自由がなくなるという問題も出てきたり、そもそもネット社会である以上現実的に不可能に近いのかもしれません。

現状のままでは、残念ながら誹謗中傷は消えないのではないかと思います。

 

最後に…

SNSがまだ世界で浸透していなかった頃と比べると、私たちは著名人との距離が非常に近くなったように思います。

著名人と話がしたいと思っても、そう簡単にできるものではありませんでした。

しかし、今や著名人のほとんどの方がTwitterやインスタをしており、SNSにコメントをするだけで自分の伝えたいことがダイレクトに本人に届く時代になりました。

誰でも簡単に、顔も名前も住所もバレずに

そして、公の場で自由に発言もできてしまいます。

 

SNSというとても便利なツールを使っている私たちは、SNSとの向き合い方を今一度考え直さなければいけないと思います。

「匿名性」を盾にして何でも投稿できてしまう世の中です。誰が加害者になって、誰が被害者になるか分かりません。

私たちは、そんな便利でもあり危険なツールを当たり前のように使っているという意識を強く持つ必要があります。

 

悲しい事件が一件でもなくなることを切実に願っています。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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