どうも、Perryです。
「聞き上手」と「聞き下手」の明確な違い、皆さん分かりますか?
どんな人が「聞き上手」?
いきなりですが、4人の聞き方の違いをご覧ください。
Aさん、Bさん、Cさん、Dさんの4人を「聞き上手」だと思う順に並び変えてみてください。
自分の知っている話を聞かされても時間がもったいないため、話題を変える。
自分の知っている話を聞かされても、相手が楽しそうに話しているので知らないフリをして話を聞く。
自分の知っている話を聞いている時に間違ったことを話していることに気づいたら、優しく教えてあげる。
自分の知っている話を聞いていたら嬉しくなったため、自分の意見を述べる。
自分の知っている話を相手が話している時の、対応の違いです。
特徴の違いがハッキリと表れていますね。最も「聞き上手」な人は誰だと思いますか?
さて、結果発表です。
最も聞き上手な人は、 Bさん です。
【聞き上手度】
Bさんの聞き方は、話を妨げようとせず、相手が気持ちよく話している状況を見守っています。
知っている情報でもあえて知らないフリをしてあげて、人間の持つ「何かを教えたいという欲求」を満たしてあげています。
知らないフリをするというのは「嘘」ではありません。楽しそうに話す相手を大切にし、空気を読むという優しさを持っています。
この「あえて知っていると言わない」という行為は、相手にも気を遣わせずにさりげなく行えるとてもスマートなテクニックです。
自分の感情は一旦置き、相手を尊重する姿勢は間違いなく「聞き上手」のお手本です。
2位は、 Cさん 。
【聞き上手度】
Cさんは、ハッキリと間違いを指摘しているというわけではなく、角を立てないようにやんわりと伝えています。
しかし、間違いを見つけてもらい「ありがとう!」と思ってくれる場合もあれば、言い方によっては相手を傷つけ、場をしらけさせてしまう可能性もあります。
それまで気分よく話していたのにCさんの一言で空気が一変、2人の間に心の壁ができてしまいます。
何より、もっとたくさん話したかったのに間違いを指摘されることを恐れてしまい、話す気持ちをなくしてしまうでしょう。
どうしても指摘をしたいときは、相手が不快にならないような言葉選びをするよう心掛ける必要があります。
3位は、 Dさん 。
【聞き上手度】
Dさんは、相手の話は聞いてはいるものの、途中から自分の話をしてしまっています。自分が話したいという思いが強くなってしまい、会話の中心が自分へと変わってしまいました。
勝手に自分の話をされてしまい、本当は話を聞いてもらいたかった相手をイライラさせてしまうかもしれません。
また、話を先読みしたり勝手に解釈をして口を挟んだりするのも、相手の話したいことを邪魔してしまいます。自分が解釈したことが、相手が本当に話したかった話題とは限りません。
自分の主張やアドバイスを伝える場合は、相手が何を伝えたいのか、どんな気持ちで話しているのかを見極めてから伝える必要があります。
まずは相手の話を聞き終えてからにした方が良いでしょう。
最下位は、 Aさん でした。
【聞き上手度】
Aさんは、自分も知っている情報だと分かった途端に話をすり替えようとしています。全く聞く耳を持っていません。
もしかしたら最後の最後に自分の知らない情報があったり、自分とは違った視点で話が広がるかもしれないのに、その可能性を捨ててしまっています。
話をすぐにまとめようとして相手の話を遮ったり、話を聞かずに流したりするのも同じです。
話を聞いてくれないと感じた相手は、ほとんどの人が気分を害するでしょう。相手を思いやる配慮が大切です。
「聞き上手」な人にあって「聞き下手」な人にないものとは?
さて、先程の4人の特徴から何か共通する点があることに気づきましたか?
「聞き上手」な人に共通して持っている特徴は、オレンジ色で書かれている部分です。
「聞き上手」な人と「聞き下手」な人の決定的な大きな違いは、【 相手を尊重する 】こと。
さらに「相手を尊重する」には、「思いやりを持つこと」と「相手と接する目的」の2つに分けられます。
- 相手への思いやりがある
- どんな目的で相手と接するかを理解している
一つずつ見ていきましょう。
①相手への思いやりがある
聞き上手な人は「心から聞こうとする気持ち」を持っています。
相手に寄り添い、相手を思いやる心を大切にしながら聞いています。
では、「思いやり」がある聞き方とはどんな聞き方でしょうか?
例えば悩み事を聞くときは、どんなことに注意しているのでしょうか。
- 自分の意見は控えめに発言する
- 相手を茶化したりしない
- 自分が知っている話でも、知らないふりをして話を聞く
- 相手の話に興味を持ち、話を掘り下げる
- 相槌を打ったり、表情豊かに話を聞く
- 相手の考えに間違いがあっても否定しない
- 共感しながら話を聞く
- 大げさに驚いてみせたり、リアクションが大きい
などなど、聞き上手な人は様々な「聞き方のテクニック」を使っています。
しかし、聞き上手な人は、聞き上手になるためにこれらのテクニックを駆使して話を聞いているわけではありません。
聞き上手な人は、もともとこれらのテクニックは身につけているのです。
本人から見れば、こんなテクニックを使って話を聞いているという意識なんてしていないはずです。
思いやる気持ちがあれば、そんなテクニックは意識することなんてないのです。
どうも、Perryです。 前回に引き続き、聞き上手になるためのテクニック、今回は【相槌編】です。相槌は、いわば会話のリアクションの一種です。聞き上手な人は、リアクション上手でもあります。聞き上手な人[…]
心から話を聞こうという気持ちもなしに、小手先のテクニックだけを使って話を聞いても嘘くさく感じるだけです。
態度や表情まではごまかすことはできません。
もちろんテクニックも大事ですが、共感し、自分事のように感じ取ることも自然とできるようになります。
結果、相手は心を開いてあなたに話をしたいという気分にさせてくれるのです。
思いやりの心を持つということを忘れずにしてください。
②どんな目的で相手と接するかを理解している
どんな目的を持って対応するか、あるいは相手がどのようになってほしいのかを理解しているということです。
例えば、他人の悪口を友人から聞かされている場合、どんな聞き方が良いのでしょうか。
あいつ結婚したって知ってる?ブスで頭も悪いし、本当にびっくりだわ~。
【Aさんの場合】
まじで!?ブスなのによく結婚できたよね~。
【Bさんの場合】
ちょっと言いすぎだって、あいつにも俺らの知らないところで努力してたんだよ。
Aさんのように「良好に続いてきたお互いの関係性を継続していくため」ならば、話に共感して自分も同じように悪口を言うのもアリかもしれません。同じ気持ちを共有できる仲間だと認識して、相手は嬉しく思うでしょう。
しかし、ただ相手に乗っかればいいというわけでもありません。相手の未来や人間性のことを考えると、Bさんのように自分の意見を伝えることも大切です。
相手の言うことなら何でも頷く、YESマンになってはいけないのです。
相手がどうなってほしいのかを理解し、どのように接するのかを考えましょう。
相手の成長を願い、良かった点を褒めながらアドバイスをする。
(例)うんうん、なるほど。君の考え方は論理的で素晴らしい。しかし、もう少し他の人に配慮した方法があればさらに良いな。
本人が決めたことは自信をもってやってほしいので、全力で応援する。
(例)いいね!是非やってみようよ!応援するよ!
スッキリした気分になってほしいから、自分の考えは一旦置き、否定せず受け入れる。
(例)そっか、それは災難だったね。君は何も悪くないよ!よう頑張ったな。
やる気を出してもらうために、一緒に解決法を見つけていく。
(例)なるほど。これは僕も過去に経験あるから明日一緒にやろうか。他に何か手伝えることある?
主張すべきことは主張し、時には黙って話を聞く。
相手とどういう関係であろうが、客観的に話を聞く姿勢も大事なのです。
心の距離は近すぎず遠すぎない、適度な距離感を保って話を聞くことができる人こそ「聞き上手」です。
まとめ
- 聞き上手な人は、「相手を尊重する」という基本的な姿勢を大切にする。
- 聞き上手な人は、「相手を思いやる気持ち」を忘れない。
- 聞き上手な人は、「どういう目的で接するか」を理解している。
「聞き上手」の基本が【相手を尊重する】ことです。
「聞き上手」な人は、相手を思いやり、さらに相手にどうなってほしいのか目的を明確にしたうえで話を聞きます。
「聞き下手」な人は、相手を尊重しておらず、自分を尊重しています。
これが「聞き上手」と「聞き下手」の大きな違いだと思います。
聞き上手な人を目指す方は、相手を第一に考えてあげるやさしさを忘れないでください。
そして、どんな時でも「あなたの味方だ」という気持ちを相手に伝えてあげてください。
どうも、Perryです。【聞き上手】な人と聞いて、どんな人を想像しますか?自分の話を聴いてくれる、受け入れてくれる、肯定してくれる、理解してくれる・・・など、安心感を感じさせるような人が浮かんできます。聞き上手だね~[…]