どうも、Perryです。
会話を盛り上げるには、聞く側もリアクションをそれなりに高めていく必要があります。
リアクションの一つである相槌も、使い方次第でその後の会話の行方が変わってきます。
相槌を洗練していけば、コミュニケーションの質もどんどん高まるでしょう。
さて、今回は相槌のバリエーションについてお話しします。
いろんな相槌を使いこなして、会話を味付けしよう!
「うんうん」「なるほど」「そうだね」「ほんと~」
相槌の種類は数えきれないぐらい存在します。
その分、相槌をうまく使いこなせば相手に伝わる印象はある程度操作できます。
先日、職場の同僚たちが会話をしているところを目にしました。(決して盗み聞きしていたわけではありません)
Aさんの発言に対し、3人の女性は別々の反応を見せました。「うん」という単純な頷きは同じでしたが、表情や声などを見てみると3人とも明らかに違います。
Bさんの大きくゆっくりと首を動かす「うん」は、納得や同意の意味が強く表れています。Aさんと同じ場面で同じ感情を抱いたと伝えたいのが分かります。
Cさんの高めのトーンで細かく頷く「うん」は、多少なりとも興味を持っており、Aさんの話の続きが気になっている様子を表しています。
Dさんの視線をそらしたり何かをしながら緩やかに頷く「うん」は、Aさんの話にまるで興味がない様子を表しています。
同じ「うん」でも、表情や顔の動き、声、視線、スピードなど細かな違いでかなりニュアンスが異なるのが見て分かります。
はたから見ていた私ですら、それぞれの女性の心情がこんなにハッキリと分かるんです。
相槌というのは、実に奥深いですね。
この会話は4人での会話だったので、その後もでんじろう先生の内容で会話は続いていましたが、もしこれが2人っきりの会話だったら、相槌の仕方次第で会話の内容が大きく変わってきます。
相手がもっと話したいと思えばさらに会話が弾むでしょうし、面白くないと思えば会話は終了するでしょう。
相槌は「会話の味付け」です。
会話中に何を混ぜるかで、その会話がピリ辛になったり、濃い味になったりするわけです。もちろん味気ない相槌をしてしまったら、おもしろみのない会話になってしまいます。
ワンパターンな味だと、相手も飽きてしまいますよね。
相手がどんな味付け(相槌)で気分が良くなるのか、いろいろ試してみてください。
相槌の種類をたくさん持っていれば、相手に「この人は面白い人だな」と思ってもらえて好感度は上がります。次第に「この人と話すと楽しい」「いい人だな」と思うようになり好意的に接してくれるでしょう。
普段からやっている相槌に、いろいろな変化をつけてみましょう。劇的に印象が変わります。
相槌の「さしすせそ」を使いこなそう!
さて、先ほど相槌というのは「会話の味付け」と言いました。
「調味料のさしすせそ」があるように、「相槌のさしすせそ」というものもあります。
基本的な相槌ですので覚えておいて損はないです。この「相槌のさしすせそ」を是非活用してみましょう。
これらがすべてではありませんが、大事なポイントは、「相手の話に価値があったことを伝える」こと。
その話を聞いて自分はどう思ったのかを、自分の言葉に置き換えてみてください。
その思いを感情を込めて相手に伝えましょう。
「さ」さすが!
その人が何かの能力に優れていたり、普段から一目置いている相手を尊敬するときに使う言葉です。
「さすがですね」と言われて持ち上げられると嬉しい気持ちになりますよね。
自分には特別な才能があり、その才能は他人よりも秀でているんだと相手のステータスを刺激する褒め言葉であり、相手のモチベーションも向上させます。
また、ボソッと「さすがだなぁ~」と呟くように言うのも効果的です。
【会話例】
「し」知らなかった~!
自分が知らなかったことを相手が知っていたときに使いましょう。
他人が知らないことを自分は知っていたという優越感を与えることができます。
「知らなかった」のは話を聞いた自分であり、直接相手を褒めているわけではないですが、相手の知的な面をさりげなく褒めるフレーズです。
相手に届くように言ってもボソッと言っても、どちらも効果的です。
そうすると、「この人には自分の知っている知識をもっと教えてあげたい!」という気分にさせてくれます。
【会話例】
「す」すごいですね!/素敵です
日常生活で最も使いやすい言葉ではないでしょうか。様々な場面で使われますね。
シンプルで分かりやすい表現であるため、相手の心に直接響く相槌です。ド直球で褒められて、素直に喜ばない人はいません。
このほかにも、「素敵です!」という表現もあります。特に女性が使われる場合が多いですが、これも相手に好印象を与える言葉です。
【会話例】
「せ」センスありますね!
「センスがいい」という言葉は、その人ならではの芸術性などを称賛しています。
他の人にはないオリジナリティについて褒められると、少し照れることはあるかもしれませんが、内心では大きく喜んでいます。
その人が持っている感性そのものについて褒めるので、嬉しさも倍増するでしょう。好感度はかなり上がります。
【会話例】
「そ」そうなんですか/それで?
「そうなんですか」は「知らなかった」と似たような意味合いを持ちます。
また、話が区切れたところで「そうなんですか~」と使うこともできます。自分の知らなかった情報を聞くことができて貴重な時間を過ごすことができた、というニュアンスになります。
自分の知らない新しい知識を得たあと、すかさず「それで?」と使えば、相手に話の続きを促すことになります。
自分の話に興味を持ってくれていると感じれば、相手の承認欲求を満たすことになり満足度は増していくでしょう。
【会話例】
まとめ
- バラエティ豊かな相槌をトッピングして、会話に変化をつけよう!
- 相手の話に価値があったことを、相槌の「さしすせそ」を使って伝えてみよう!
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